ヤマケイ涸沢フェスティバル2016通信 Vol.09

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明後日はいよいよ開会式。
涸沢フェスティバルへの準備は整いましたか?

さて、今回は会場を目指す際に知っておきたい直前情報をお届けします。

登山届と山岳保険は忘れずに!
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涸沢フェスティバルは、自立した登山者のみなさんに参加いただくイベントです。
プログラム実施中の安全管理は実行委員会が行ないますが、
会場までのアプローチや、登山中などプログラム参加以外の行動については、
あくまで登山者自身の山行として、自己責任でリスク管理を行なっていただきます。
参加される方は必ず登山計画書を作成し、事故に備えて下記の2点を必ず行ないましょう。

登山届を出しましょう
登山計画の要点をまとめた登山届は、事故が起きた際に捜索範囲を割り出し、
スムーズに捜索・救助活動を行なうために必要なものです。
登山計画は、家族や近親者に伝え、登山届を登山口で提出してください。
上高地には用紙の備え付けもあるほか、「コンパス」でオンライン提出も可能です。

コンパス

また、登山計画づくりには、標準タイムの積算や計画書作りが簡単にできる
「ヤマケイオンライン」の「ヤマタイム」が便利です。

ヤマケイオンライン


山岳保険に入りましょう
山岳遭難は捜索活動に膨大な費用と人員が必要になるケースが少なくありません。
初級者でも歩けるとはいえ、涸沢周辺でも毎年登山中の事故が起きています。
万一に備えて、捜索費用を補償する山岳保険に加入しておきましょう。
また、山での事故は命にかかわるケガを伴うこともあります。
傷害保険等に入っていない人は、併せて加入しておくと安心です。


涸沢へのアプローチ
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涸沢会場までのアプローチはいくつも設定が可能ですが、
アルプスの経験が少ない初級者は、横尾から涸沢をめざすコースを選びましょう。

涸沢へのアプローチは上高地から徳沢、横尾を経て約6時間。
ちょっと長いですが、登山道はよく整備されており、
登山初級者でも安心して歩ける道が続いています。

ただし、大規模な崩落に伴い、通過に注意が必要な箇所があります。

本谷橋周辺
横尾から1時間20分ほど歩いた本谷橋周辺は、
左岸からの崩落で地形が変わってしまいました。
崩落前は橋を渡りきった右岸の河原が絶好の休憩ポイントだったのですが、
土砂が堆積して流れが右岸寄りになってしまったため、
この休憩スペースはなくなってしまいました。
登山道のそばで休むことが多くなると思いますが、通行の妨げにならないよう、
少しでも広い場所で休むことを心がけ、登山道をふさがないようご注意ください。

本谷橋~涸沢間の崩落
本谷橋から樹林帯の急坂をしばらく登り、道がトラバース気味になったころ、
6月に大規模な崩落が起きた場所が現われます。
視界が開けますが、ここでの休憩は厳禁。いまも落石のリスクが高い場所です。
ペンキマークにしたがって、速やかに通過してください。
難しい場所はありませんが、岩につまずいたり、浮石に乗ったりしないようご注意を。
とくにすれ違う際などは足元にも気をつけて行動しましょう。


徳沢と涸沢をむすぶパノラマルートは急峻な地形があり、
残雪があるため通行には危険が伴います。初級者は避けるべきコースです。
また、穂高連峰や槍ヶ岳を登頂するコースも同様です。

入山時はもちろん、帰りも安全登山を心がけていきましょう!